下岡清美先生の送別会を行いました。

２０２０年４月から約２年４ヶ月の間、研究室を支えて頂いた下岡清美先生の送別会を行いました。これから民間企業に場所を移して免疫関連の研究業務に携わっていかれるそうです。

下岡さんはTCRやBCRといった抗原受容体遺伝子のクローニングや解析に類まれな能力を発揮され、研究室ではヒトやマウスのシングルセルから抗体分子を作り出す技術の確立に尽力されました。面倒見が良く大勢の学生の指導や他の研究室との共同研究にも貢献され、様々な研究の推進力として大きな存在でした。

思いついたことをすぐ実行して試し、それによって積み重ねられた経験値の高さが下岡さんの実験の成功率の高さにつながっているのだろうと思います。実行力と不屈の精神、そして実験データに妥協せずとことん突き詰める姿勢は、全ての学生さんに見習って欲しいと思います。

たいへん寂しくなりますが、今後も免疫の分野で益々ご活躍されることをお祈りしています。